ブドウ畑を壊滅させる病気として恐れられているピアス氏病の媒介であるガラス羽シャープシューターについて,遺伝子研究から新たな事実が発見されました。
"The Institute for Genomic Research (TIGR), the University of Arizona, and their colleagues have discovered that the sharpshooter’s deprivation diet is sneakily supplemented by not one, but two co-dependent bacteria living inside its cells."

Surprising Symbiosis GlassyWinged Sharpshooter Eats With Friends

といっても専門ではないのでよく分からないのではありますが,体内で2種のバクテリアと共生していることが分かったそうです。この虫は木の樹液だけを餌としており,これを体内のバクテリアが分解し,必須アミノ酸などを作り出しているとか。バクテリア一種との共生はこれまでにも見付かっていますが,二種との共生が見付かったのは初めてだそうです。

今回の発見が即ピアス氏病の対策に結び付くものではありませんが,研究が進むことでピアス氏病自体への対策も進むことを期待します。