以前ホナタ(Jonata)やスクリーミング・イーグル(Screaming Eagle)などのワイナリーを保有し、現在はマヤカマスのオーナーなどをしているチャールズ・バンクスが裁判で有罪を認めました(Charles Banks Pleads Guilty to Fraud)。

チャールズ・バンクスは元々スポーツ選手の資産を管理する仕事をしていたのですが、そのときにNBA(バスケット)のスターだったサン・アントニオ・スパーズのティム・ダンカン選手と知り合い、投資に関して助言をしていました。その助言した投資先のうちの1つが、チャールズ・バンクス自身の関連する会社で、ティム・ダンカンの投資によって、チャールズ・バンクスにもフィーが入る形になっていました。そのことを伏せたままティム・ダンカンにアドバイスをしたというのが、今回罪を認めた部分のようです。最悪の場合、懲役20年、25万ドルの罰金、被害者への賠償などが課せられます。

ティム・ダンカンはこのほかにも複数件の訴えをしており、それらについてはまだどうなるか分かりません。

今回の件はワインには関係ありませんが、賠償金の額によっては、マヤカマスのオーナーシップに影響が出ることもあるかもしれません。なお、チャールズ・バンクスはこのほか、テロワール・ライフという会社を通して、キュペやウインド、ギャップ、リバイアサンなどのワイナリーを所有しています。