ソノマのピノ・ノワールは、私がカリフォルニアワインを熱心に飲むようになった90年代後半からずっと心ときめく存在でした。今でこそ、海に近いソノマ・コーストに素晴らしい畑や生産者が続々と登場していますが、当時から2010年ころまでの花形の地域といえばロシアン・リバー・ヴァレー(RRV)。その中でも、この地域で最も古いピノ・ノワールの畑を持つロキオリ(Rochioli)は、特別なワイナリーです。RRVの歴史そのものと言っても過言ではないでしょう。

今年になって、布袋ワインズがロキオリの輸入を始め、昨日は社長の川上さんやコンサルタントの三木(香奈)さんがロキオリを訪れた様子がFacebookにあがっていました。メディアにもめったに登場しない現オーナーのトム・ロキオリ氏自ら畑を案内してくれたとのことで、写真を見るだけでこっちもどきどきでした。

トム・ロキオリと香奈さん
トム・ロキオリ

で、ロキオリといえばピノ・ノワールという印象はありますが、実はソーヴィニヨンブランも極めて優秀です。1959年に植えたという古い畑もまだ残っており、その後に植えた畑のものとブレンドしているとのこと。

昨今、ソーヴィニヨンブランでも1万円を超えるものも登場してきており、スクリーミング・イーグルのソーヴィニヨンブランに至っては30万円でも買えないほど。ロバート・パーカーは2013年のものに88点をつけ「価格に困惑してしまう」と書いていますが…

そういう状況を考えると、歴史もあり味もお墨付きのロキオリのソーヴィニヨンブラン(とかスポッツウッドのソーヴィニヨンブラン)あたりはとても貴重な存在だと思います。

カリフォルニアワインあとりえでは、在庫限定でこのワインをセール中。税込みでも5000円を切ります。